落第忍者乱太郎 5巻 4章 腹がへったら降参します


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■あらすじ
学園の外を歩いていた三人組は、ひからびかけた花見ダンゴ売りのじーちゃんと出会いました。
三人組の一人がお小遣いに釣られてしまったため、つい謎のじーちゃんを忍術学園へと連れて行ってしまいます。

謎のじーちゃんの正体はなんと、マイタケ城の城主 佃弐左衛門でした。
現在、マイタケ城はナルト城の軍勢に包囲されており大ピンチ!!
なのでじーちゃんは学園長に援軍を頼みますが、断られてしまいます。

そんなじーちゃんを可哀想に思ったしんべヱは、じーちゃんを送り届けに行ってしまいます。
乱太郎、きり丸、土井先生はしんべヱを連れ戻すため、マイタケ城へと向かいました。

乱太郎達とじーちゃんは、マイタケ城をナルト城から守る事が出来るのでしょうか?


■全体感想
今章は、乱太郎達がマイタケ城VSナルト城のいくさに巻き込まれてしまいましたというお話。
落乱ではお馴染みの学園外トラブルによるエピソードです。

しかし、じーちゃんの援軍要請を断る学園長、敵の忍術に屈し、味方の情報を漏らしてしまうきり丸、ナルト軍の攻撃に巻き込まれ、ガチでピンチになる土井先生など、数ある落乱のエピソードの中でも、主要人物やゲスト達がここまで追い詰められる事はかなり珍しく、ギャグ漫画とは思えないような緊張感がありました。
絶体絶命の状況から、敵が食料に困っている事を見抜いて形勢逆転する様も爽快で、見ごたえのある章だと思います。

それにしても、本来なら攻め滅ぼされていたはずのマイタケ城を救ったきっかけがしんべヱの優しさとはなぁ・・・。
普通の漫画なら別におかしな展開では無いのですが、わりと本格的な忍者漫画である落乱で「忍たま達の優しい心が事態を好転させやすい」ってのも、よくよく考えると不思議なものです。
・・・この作品って、どこまで忍者の考え方を肯定しているのだろう?


■各キャラ
●乱太郎
敵が食料に困っている事に気付き、山田先生と一緒にゲリ弁当屋に化けてナルト軍に大打撃を与えたり、不意を付いて毒掃丸を倒すなど、大活躍でした。
また、きり丸としんべヱを助けるため、一人で敵に特攻しようとするなど、今章は本当に少年漫画の主人公のようですねw

・・・ってか今章に限らず、結構、主人公らしい活躍多いのに、主人公らしくないって言われがちなのが少し可哀想ww

●きり丸
自分の身を犠牲にし、敵から乱太郎を逃がしたり、周りのヒント無しでナルト軍の弱点を見抜き、ナルト城主を下痢に追い込むなど、乱太郎に負けず劣らず、活躍シーンは多いです。
しかし、ゼニの誘惑に負け、毒掃丸に味方の情報を漏らしてしまうという、大きな失態を犯してしまいました。
約30年続いている落乱で、一番きり丸がダメなところを見せた章だと思います。

でもまあ、結局、最初から最後まで忍術学園の味方だった事を考えると、別に「ゼニが欲しかったから、喜んで敵に寝返った」わけではないと思います。
どうもきり丸って貧乏にかなり苦しんでいたみたいだからなぁ・・・だから、大金を目の前に出されて、平常心ではいられなかったんでしょう。
自分の心の弱さに負けたとも言う。

はたしてきり丸は、いつの日かゼニに対する執着心をコントロール出来るようになるのでしょうか?
現実でも、欲望をコントロール出来ない人間なんて腐るほどいるし、かなり難しい話なんでしょうが。

●しんべヱ
じーちゃんに同情し、危険がいっぱいのマイタケ城へ勝手に向かってしまいました。
他にも、味噌の匂いに釣られて単独行動したあげく、毒掃丸に捕まるなど、今章では不用心な行動により、トラブルを起こしているシーンが多いです。

けどまあ、毒掃丸に脅されても仲間の事はしゃべらなかったり、鉄の胃袋のおかげでナルト城主を下痢に追い込むなど、見せ場もありました。

・・・にしても、お人よしといえば乱太郎のイメージが強いですが、初期の頃はしんべヱの方がお人よしに見えますね。
いつから立場が逆転したんだろう?

●土井先生
しんべヱとじーちゃんがきっかけで、ガチで死にそうな目に遭ってました

さすがの土井先生も、落城寸前の城で軍から攻撃を受けている状態で、華麗に事態を好転させるような真似は出来ないようですね。
・・・土井先生が本気で追い詰められたのが、今章を除けば6巻3章くらいしか無い事を考えると、いかに今章がやばい状況だったかがよくわかります。

終盤、楽車の術でナルト軍を降参させた・・・ように見せかけて、ただヤケクソでパーティしてたら助かりましたってオチだったのは笑えましたがw
教え子のノリがうつったのでしょうか?ww

●山田先生
女装した状態で、乱太郎達を助けにきました。
その後、乱太郎と一緒に弁当売りに化け、きり丸・しんべヱの救出とナルト軍の半分以上を無力化する大活躍。
こうしてみると土井先生以上に貫禄があって、頼れるイメージがありますね。

いや、土井先生も半分ラッキーながら、しっかり活躍しているんだけどw

●学園長
マイタケ城主の援軍の要請を断りました。
・・・冷たいようにも見えますが、負けるとわかっている城に援軍を与えるなんて、味方を捨て駒にするようなものなので、長としてはまともな判断だと思います。

それにしても、今章は珍しく冷徹な態度を見せてるなー・・・と思ったら、乱太郎・きり丸がマイタケ城に行くのは無責任に許可してましたねw
学園長はどこまでいっても学園長なんだなと安心しますww

●佃弐左衛門
ぱっと見は能天気なじーちゃんですが、実はマイタケ城の城主です。

・・・でも、あの態度が天然なのかそうでないのかは、実はよくわからないところがあります。
一応、マイタケ城がピンチだって事は理解しているっぽいのに、散歩してたら帰れなくなったとか言われても、どこまで本当なんだか・・・w
また、そんな状況にも関わらず、お気楽に城に戻りたがっていたのも、ちょっと不自然です。

もしかしたらあの性格は仮の姿で、本当は勇敢で行動力があり、どんな状況でも部下を守ろうとする城主の鏡なのかもしれません。
・・・って、さすがにそこまでいったら、管理人の的外れな推理になるか(酷ぇw)。

まあ、この人の行動がナルト軍を追い返すきっかけになったのには違いないんだけど。

●原伊丹之守若元
腹痛を起こしそうな名前のナルト城主。
マイタケ城を落城寸前まで追い詰めますが、乱太郎達の活躍により、軍を壊滅させられたので、いくさを止めて帰ってしまいました。

短気で単純そーに見えますが、食料不足ゆえに自軍に余裕が無い事を理解していたり、形勢不利になるとすぐに考えを改め、いくさを終わらせるなど、そこまで無能な人物でもない印象。
さすがに忍者達の策略を見破るほど、切れ者というわけではなさそうですが。

●毒掃丸
ナルト城の忍者ですが、あまり城主に忠誠心があるよーには見えませんw
しかし、相術できり丸の性格を見破り、マイタケ城主の情報を入手するなど、手強い敵忍者として描かれており、山田先生も警戒していました。

女装した乱太郎に不意を付かれ、刀を顔面に刺されるなど、マヌケなところもありますが、ドクタケ忍者とかよりははるかに優秀だと思いますw
ちなみに51巻で少しだけ再登場します。


■名言集
●しんべヱ「おじーちゃんかわいそうだな・・・ ぼく 助けにいってあげようかな・・・」

初期しんべヱの、乱太郎以上にお人よしな台詞。
でも、もししんべヱが動かなかったら、本当にマイタケ城が滅びるところだったんだよなぁ・・・。

やっぱり落乱の世界観はシビアですね。

●きり丸「わ〜っ 乱太郎 逃げろっ いまのうちに おまえだけでも逃げろっ はやくっ!!」
  乱太郎「う、うん あとでかならず 助けにくるからなっ!!」

落乱でこういう系の台詞があるのは珍しいので、名言集に入れてみましたw

●毒掃丸「おい こぞう マイタケ城の殿の居場所を知っておるであろう いえっ!!」
●毒掃丸「どうだ ゼニだぞ ほしいだろう おまえはドケチだからな」
●きり丸「ま、マイタケ城の殿様は いまごろ城の中にもどってるよ・・・」

きり丸がゼニの誘惑に負け、毒掃丸に味方の情報を漏らしてしまったシーンの一部を抜粋。

意外かもしれませんが、最新刊の59巻にいたるまで、きり丸はゼニ欲しさに味方を裏切るような真似はした事ないんですよね。
今章の件だって、決して本意ではなかっただろうし。
ゼニのためなら手段を選ばないように見えて、意外とそうでもないのがきり丸の不思議なところw

・・・え?
ゼニ欲しさに味方を裏切るような真似はした事ないって言うけど、28巻のリリー婆さんの件はどうなんだって?
あー・・・あれは弁解しようがないなぁw

まー、リリー婆さんの事は敵だと思ってなさそうだったし、そもそも悪気があったかどうかすら怪しいですがww

●乱太郎「よし こうなったらいちかばちか 敵の中に飛びこんで ふたりを助け出そう!!」

今章はかなり追い詰められた状況のせいか、普通の少年漫画のような台詞がたくさん出てきますw

●毒掃丸「まて そこのブサイクな娘ッ!!」
  伝子さん「なによ わたしこれでも村いちばんの美人よ!!」

ブサイクとは言われても、忍者にすら女装した事を気付かれない伝子さんは、本当に凄いと思いますw


■その他
特に無し


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