ドラクエ10 プレイ日記62


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〜前回のあらすじ〜
狂った王を元に戻し、世界の破滅を防ぐため、王を救う秘宝、レムルの聖杯がある妖剣士の塚へと向かう俺達。
しかしその途中のベコン渓谷で、500万体をも超えるサイおとこ達と対峙した!!




僧侶N『これほどの数の野良モンスターが、たった数人の冒険者を待ち伏せしているなど・・・あきらかに何かがおかしいですね。』


呆然とする俺達の意識を覚醒されたのは、僧侶Nの落ち着いた声だった。
僧侶Nの言うとおり、どう考えてもありえない光景だ。

それによくよく目を凝らすと、サイおとこ達の後ろ側の雲より高い岩山に、巨大な大女と、どこか妖しげな雰囲気を持つ絶世の美女が、薄笑いを浮かべながら立っている。
何か引っかかるが、今は・・・。


レンジャーM『面白い・・・相手にとって不足はない!!』


そうだ。
今はサイおとこの大群を蹴散らし、レムルの聖杯を手に入れるのが俺達に課せられた使命だ!!
それに兵士達の時はやりすぎないよう、細心の注意を払わねばならなかったが、モンスター相手にそんな遠慮はいらない!!


フリー『よし、いくぞ皆。サイおとこ達を蹴散らすんだ!!』

パラディンR『ええ。私達の行く道を遮ることなんて・・・誰にもできはしないんだからね!!』


こうして4人の冒険者と、500万匹以上のサイおとこ達の死闘に幕が下ろされた!!




サイおとこ達が大地を唸らせながら、俺達に向かって突撃してくる。
しかし俺は魔法使い・・・遠くから敵を攻撃できることにアドバンテージがある。
なので、サイおとこ達と肉薄する前に、早口で呪文の詠唱を行う・・・よし、準備は完了した、いくぞ!!


フリー『イオラシャワー!!』



この呪文はイオラ級のパワーを誇るエネルギー弾を無数に生み出し、接触した相手を爆破する呪文だ。
イオナズンに比べると威力はやや劣るが、多数の敵を相手にする時にはうってつけだ。
ちなみにこの呪文は、スライムタワーのスライムシャワーをヒントに遊び半分で生み出したものだ。

イオラシャワーの爆発をまともに受けたサイおとこ達が香ばしい匂いを放ちながら、全身コゲ茶色となり、そのまま動かなくなる。
死に行く同種達と、立て続けに起きる爆発にさしものサイおとこ達も怯み、こちらに中々近づけずにいる。


僧侶N『そろそろ私も良いところを見せねばっ・・・な・・・、行け、ザラキング!!』


俺から少し離れたところで、僧侶Nが呪文を完成させる。
すると、ギラギラに目を光らせた全身黒ずくめの巨大な人影が現れた。

あれはザラキングと呼ばれる、実体なき死神で、少しでも触れた者を冥界へと誘う存在だ。
この死神は生死の境をさ迷っている時に、ごくまれに出会うことがあるらしく、さらにごくまれに自身を召喚する力を、気まぐれに与えることがあると言い伝えられている。

漆黒の死神がサイおとこ達のいる方向へずっしりと歩き始める。
死神がサイおとこ達に近づくにつれ、奴等は見る見る間に気分を悪くする。
そして、死神に触れてしまったサイおとこ達が次々と白目となりバッタリと倒れ、そのまま二度と起き上がらなくなる。


レンジャーM『今度は俺の番だな・・・食らえ、邪眼(イーブルアイ)!!』


レンジャーMが狂おしいまでに輝く瞳で、サイおとこ達の方を見つめる。
すると、ただ見つめられただけのはずのサイおとこ達が、急に向きを変え、味方であるはずのサイおとこ達に襲い掛かった!!
激しい同士討ちにより、サイおとこ達は見る見る数を減らしていく。

邪眼はレンジャーの固有特技、てなづけるの強化版とも言える特技で、視界に入った敵全てを強烈な魅了状態とする。
場合によっては、相手を一生涯、忠実な僕へと変えることすらある。

なお、邪眼はモンスタークエストという、ごく稀に出会えるクエスト依頼を行うシンボルモンスターからのクエストをクリアすると修得できる、極めて珍しい特技だ。
ちなみにそのクエスト内容は、ゲリュオンに少し似た虎型のモンスターを、紫色のターバンを身に着けた青年の元まで連れて行くことだったとか。


一方、パラディンRは向かってくるサイおとこ達の上空に盾を思い切り投げ飛ばす。


パラディンR『覚悟なさい。ラージシールド!!』


パラディンRは自分が投げ飛ばした盾に向かって、懐中電灯らしきものから出る光をかざすと、盾はみるみる間にありえない程大きくなっていく。
唖然とするサイおとこ達の頭上に巨大化した盾が落下し、ベコン渓谷の約1/3をも埋め尽くす。
それに巻き込まれたサイおとこ達がブチブチっという音と共に次々と潰されていった。

余談だが、パラディンRの持っている懐中電灯は謎の青いドラ猫を助けた時に譲り受けたものだとか。
そのドラ猫は常識を無視したとんでもないアイテムを多数所持しているようで、TVの中に入るアイテムが暴走してこの世界に迷いこんだ、などとよくわからないことを話していたと聞く。
どうやら彼は宇宙でも過去の世界でも空想上の世界ですら行ける信じられないドラ猫らしい・・・一度会ってみたいものだ。


俺達の猛攻により、サイおとこ達は物凄い勢いで数が減っていく。
最初は3000万体もいたのに、今やまともに動けるものは200体程度になっていた。

しかしサイおとこ達は、うろたえながらも何かに取り憑かれたように、俺達に向かってくる。
そんなサイおとこ達の後ろ側の岩山に立っていた美女が怒りの形相でこちらを見ていたが、大女の方は何かを値踏みするような表情でこちらを見ている。
彼女達は少しの間、何かを話し合っていたようだが、俺達の方を一瞥するとすぐに背を向け、そのままどこかに立ち去ってしまった。

・・・と同時に、敵意剥き出しだったサイおとこ達の動きが止まり、その後、まるで悪い夢から目を覚ましたようにハッとした様子を見せる。
そしてサイおとこ達は周りの惨状を見渡すと、青ざめた顔で一目散に逃げ出した。

もしかしてサイおとこ達は、あの謎の女性達に操られていたのだろうか・・・一体何のために?
しかしどんな事情があるにせよ、これ以上サイおとこ達と戦う必要はなさそうだ。
無駄な戦闘で時間を食うのはこちらとしても本意ではないからな。

再び、妖剣士の塚に向かって走り出す俺達だが、3体のサイおとこが決意をこめた瞳をし、立ち塞がる。
思わず身構える俺達だが、3体のサイおとこは持っている斧を地面に置いた後、レンジャーMの前でひざまづいた。


サイおとこ達『どうか我々をあなたの部下として頂きたい。』


なるほど・・・邪眼の後遺症でレンジャーMの下につくことを望むようになったか。


レンジャーM『ふ・・・まあ、戦力は多いのに越したことはない。
         よろしく頼むぞ、サイおとこ達よ。』


その言葉を聞き、3体のサイおとこ達は嬉しそうな雄叫びを上げた。
あの激しい戦いで生き残ったサイおとこ達だ・・・きっと頼りになることだろう。

レンジャーMは3体のサイおとこ達にそれぞれ、「どさいど」「さいど」「さいほん」と名前を付ける。
この名は異世界に住む、誇り高きサイのモンスターの名前をもじったものらしい。

新たな仲間を加え、俺達は再び目的地に向かって走り出し、ようやく妖剣士の塚に続く洞窟の前までたどり着いた。
しかし、洞窟の中はあまりに暗く、どの方向を見渡しても何も映らない・・・ん、と思ったら、レンジャーMの懐から黄色い光が漏れ出している!?
黄色い光は徐々に輝きを増し、灰色のゴツゴツした石壁や、怯えた目つきを向けるモンスター達の姿などを映していった。


レンジャーM『これはひかちゆうの毛の光・・・。
         そうか・・・まさかここでもあいつに助けられることになるとはな。』


どこか懐かしそうな様子でレンジャーMがポツリと口にした。

ひかちゆうの毛とはその他アクセサリーの1つで、非常に珍しい、異世界に住むサンダーラットの毛だ。
雷属性攻撃によるダメージがわずかに減少する他、暗いところに行くと明かりを照らすレミーラの効果が自動で発動する特性がある。
レンジャーMは一時期、異世界の神よりPレンジャーとして召喚された経験があるらしく、そこでサンダーラットやサイおとこ達の名前の由来となったサイ達と共に、平和のために戦ったらしい。


レンジャーMのひかちゆうの毛のおかげで、俺達は洞窟の持つ闇に惑わされることなく、妖剣士の塚の入口までたどり着いた。
なんとなしに禍々しい気配を感じつつも、意を決し妖剣士の塚の中に入ると、そこには7体の骸骨達が目的もなく歩き回っている姿が見えた。
・・・あれがレムルの聖杯を守る亡霊?

しかし7体の骸骨達はこちらに気づくや否や、地面に散らばっている骨を見事な協力プレーで組み立て、1体の両手に剣を持った大きな骸骨を完成させた。
!!・・・一目でわかる、こいつは他の骸骨などとは比べ物にならない邪気を放っている。


妖剣士オーレン『卑しいガートラントのサイめが・・・まだ、レムルの聖杯をあきらめていなかったのか。』


組み立てられたばかりのはずの骸骨が、風格すら漂わせる態度でそんなことをしゃべりだした。
ガートラント・・・って、別に俺達はガートラントとは一切関係ない旅人だが・・・。


僧侶N『妄執に取り付かれた亡霊達にはよくあること・・・生前、ガートラントの人達とよほど何か強い因縁でもあったのでしょう・・・。』


なるほど、それなら納得だ。
亡霊の親玉は俺達の話などまるで聞こえなかったかのように会話を続ける。


妖剣士オーレン『レオルの聖杯は我らにとって欠かせぬ物・・・貴様らのようなゴミなどには渡せぬ。』

さいど『な、なんだとお〜。』

妖剣士オーレン『貴様らなど、我が手下1人で十分だ・・・がーーーはっはっは。』


亡霊の親玉は余裕たっぷりの表情で、7体いた骸骨の内、1体に指示を出す。
1体の骸骨が余裕の態度で前に出るのを、亡霊の親玉と残りの骸骨達がニヤニヤした様子で眺めている。

なめられたものだ、しかし・・・。


フリー『これはチャンスだ。
     あの骸骨達が油断している間に、皆で一斉に全力で攻撃しよう。』


相手が隙を見せている内に、不意をついて強烈な一撃をぶちこみ、態勢を崩せば、こちらが大きく優位に立つことができる。
しかし、サイおとこのさいどが興奮した態度で俺の提案に抗議した。


さいど『あんなことを言われて、そんな姑息な真似をする必要はありません。
     ここは俺1匹にお任せくだせぇ!!』

レンジャーM『よし、じゃあ行け、さいど!!』


お・・・おい、腹が立つのはわかるが、そんなこと言わずにさっさと敵を潰す方向で動くべきだ!!
・・・と、言いかけるも、さいどの気迫と、そんなさいどに同意したかのように頷く仲間達を見ていると、何故か口に出せなくなってしまった。
むう・・・だが、敵の実力を測るのには丁度良い機会か・・・。


妖剣士オーレン『ふむ。
           そちらは7人、こちらもこの妖剣士オーレンを除けば7人・・・。
           面白いゲームになりそうだ。』


まさかコイツ、俺達と手下の骸骨達をタイマンで戦わせて、楽しもうと・・・。
ふざけた奴め!!
だがさいどは俺以上に腹を立てたようで、一も二もなく敵の骸骨に向けて突撃する。

かくてサイおとこのさいどと、骸骨Aとの戦いに火蓋が切られた!!


勢い良く突進するさいどを、骸骨Aが予想を遥かに上回るスピードで回避し、そして隙が生まれたところに斬撃を繰り出す。
慌てて自らのオノで骸骨Aの剣を受け止めるも、立て続けに繰り出される剣技に、さしものさいども防戦一方となる。
・・・この骸骨達、あきらかに並の骸骨よりも強い!!
きっと生前はさぞ優秀な戦士だったのだろう。

しかし骸骨Aは技量こそ並外れたものを持っているが、パワーはさほどでもないようだ。
初めこそ相手のスピードに翻弄されていたさいども、相手の攻撃が軽く、さほどダメージを受けないため、余裕を取り戻しつつある。
逆に思うようにダメージを与えられず、焦り始める骸骨Aの隙を突くような形で、さいどは足払いをかける。
足払いにより体勢を崩した骸骨Aに対し、さいどは力一杯オノを振り落とした!!

間一髪、自らの持っている剣でオノを受けるも耐えられず、骸骨Aの剣は真っ二つに折れてしまった。
それでも直撃だけは避けられたが、武器を無くしたことに動揺した骸骨Aは、後方に飛び、距離を置く。
そのタイミングを狙ったかのように、さいどは渾身の一撃を放った!!


さいど『蒼天魔斬!!』


蒼天魔斬・・・遠距離からでも攻撃できるオノの特技だ。
さしもの骸骨Aもこれは予想外だったらしく、蒼天魔斬の蒼い衝撃波を唖然とした表情で眺めていた。


骸骨A『ぎゃああああああああああああ!!!!』


まともに蒼天魔斬を受け、骸骨Aは悲鳴を上げながら倒れた。
さいどの予想外の強さに、命無き骸骨達が動揺した様子を見せる。


さいど『お前達が思っているほど、この化物達も強くなかったようだな。
     残りの6匹も俺1人で片付けてやるぜ・・・。』


勝ち誇った顔で亡霊達にそう告げるさいどを、しかし妖剣士オーレンだけは手下達と違い、どこかニヤついた顔で見下ろしている。
・・・なんだ、なにか嫌な予感がする。


パラディンR『さいど、危ない!!。』


パラディンRの悲鳴と共に、骸骨Aがさいどに抱きついた!!
あの骸骨A・・・死んだ振りをして、さいどの隙を狙っていたのか!?
・・・しかし武器を失った骸骨Aでは、さいどに致命打を与えることなどできないはず・・・だが、嫌な予感は一向に消える気配を見せない。

俺達は何かおかしな真似をする前に骸骨Aを倒そうと思い、さいどの元に駆け寄ろうとしたが・・・遅かった・・・。


骸骨A『ソウルメガンテ!!』


驚いた表情のさいどに、魔瘴にも似た不気味な濃い紫色の爆発が襲う。
まさか自爆しやがるとは・・・なんて奴等だ!!
爆風が収まった跡には、ボロボロの状態で事切れているさいどの姿があった・・・。


レンジャーM『さ・・・さいど・・・。』


レンジャーとさいほん、どさいどがさいどの元に駆け寄る。
僧侶Nもスティックを片手にさいどの元に向かおうとしていたが、俺は僧侶Nの肩を叩き、静かに横に首を振った。

無念そうな表情で足を止める僧侶Nにもわかっていたのだろう・・・。
ソウルメガンテはメガンテの亜種となる呪文で、心が壊れてしまった者しか修得することができないと言われている。
物理的な破壊力こそイオラにすら劣るが、この呪文は魂を破壊する特性を持ち、まともに直撃を受けたが最後、待っているのは死のみである。

しかしこの呪文の一番恐ろしい点は、食らった相手の魂を破壊するが故に、ザオリクなどの蘇生呪文を持ってすら復活できないことだろう・・・。
回復呪文などを一定時間、受け付けなくする呪文や特技は他にも存在するが、ソウルメガンテだけは別格だ。
人の道を踏み外した、奴等のような存在だからこそ可能な芸当と言える。


どさいど『ちくしょう・・・嫌な予感がしたんだ・・・。
      さいどの奴、骸骨達の挑発に腹を立てた俺を庇うかのように前に出て・・・。』

レンジャーM『さいど・・・さいど・・・うっうっ。』

妖剣士オーレン『ふん、自爆しなければあのような雑魚すら倒せないとは、我が部下ながら情けない。
           ・・・おい、汚いから片付けておけよ、そのボロクズを!』


悲しむ俺達を嘲笑うかのように、ボロクズのような心の亡霊が穢れた言葉を紡ぐ。
・・・!!
コイツ・・・許さな・・・って、なんだこのオーラは・・・・・・レ・・・レンジャーM?
レンジャーMが鬼神のような形相で、舐めきった態度の亡霊達を睨みつけている!!

俺は奴の言葉に激しい怒りを感じる前に、レンジャーMのより強い怒りの波動に飲まれてしまった。
パラディンRも僧侶Nもどさいどもさいほんも、驚いた表情でレンジャーMを眺めている。


レンジャーM『・・・修行の成果を見せてやる!!』


レンジャーMは両手を上に伸ばすと、メラガイアーにすら勝る、すさまじい炎のエネルギーを集める。
く・・・離れている俺達にも熱気が伝わってくる・・・。
そして十分に炎のエネルギーを溜め込んだ両手を、亡霊達に向かって突き出した!!


レンジャーM『ホーミングベギラゴン!!』


すると、レンジャーMの手のひらから、灼熱よりも強力な複数の炎のエネルギー波が生まれ、骸骨達へと襲い掛かった!!
が・・・遅い・・・エネルギー波の進む速度は、せいぜいメラ系呪文の半分程度のスピードだ。
あれでは骸骨達に避けられてしまう・・・。

俺の予想通り、骸骨達はホーミングベギラゴンを右へ左へと飛んでかわすが、レンジャーMはニヤっと笑うと、骸骨達の回避を予測していたかのように、エネルギー波の方向を骸骨達の方へと変える。
なん・・・だと・・・。
さしもの骸骨達もこれは予想外だったらしく、近づくエネルギー波を避けることができない。

ゴアァァァァ・・・・・・。

灼熱の業火を受け、6匹の骸骨達は骨さえ残らず焼き尽きた!!


レンジャーM『さいど・・・仇は取ったぞ・・・だからゆっくりと休んでくれ・・・・・・・・・・・んな!?』


しかし妖剣士オーレンだけは、ホーミングベギラゴンを受ける前と何一つ変わらぬ姿で、威風堂々と立っている。
バカな・・・奴も確かにホーミングベギラゴンの直撃を受けていたはずだ・・・なのに、どうして1ダメージも受けていないんだ!?


妖剣士オーレン『愚かな・・・あの程度の炎で私を倒せるとでも思ったのか?
           だがよかろう、手下達を倒した褒美に我が剣技の1つを見せてやろう・・・。』


妖剣士オーレンは両手に持った剣をかかげ、闇のパワーを存分に貯めてから、振りかざす!!


フリー『まずい、皆避けろーーー。』

妖剣士オーレン『遅い、闇双剣流大地衝撃斬!!!!』


奴の振りかざした剣から黒い衝撃波が発生し、大地さえ真っ二つに斬りながらこちらに向かってくる!!
だがホーミングベギラゴンと異なり、衝撃波が真っ直ぐにしか進まないことが幸いした・・・。
俺は後ろ斜めへと跳び、すんでのところで回避に成功する。

・・・しかし、攻撃が終わった後にできた、2箇所の大地の裂け目に俺は戦慄した。
裂け目の底は見えそうにない。


フリー『皆、無事か!!』

僧侶N『なんとか無事です。』

どさいど『ひぃ・・・ひぃ・・・。』


俺は落ち着いた様子で立っている僧侶Nと、呆然としているレンジャーMがパラディンRに抱えられている様、そして尻餅をつきぜいぜいと息を切らしながらも五体満足のどさいどを見、ややホッとし・・・。
・・・あれ、誰かが足りない!!


パラディンR『さいほん、さいほんは・・・?
        !!・・・まさか今の攻撃でやられてしまったの!?』


そうだ!!
さいほん!!
さいほんは一体どこに・・・。


妖剣士オーレン『な・・・離れろ、この穢らわしい獣が!!』


亡霊の声を聞き、奴の方向を見ると、背中に向かって必死に手を伸ばす妖剣士と、その背中に必死になってしがみついている1匹のサイの姿があった!!
さいほんだ・・・闇双剣流大地衝撃斬の隙を突いて、オーレンの背後に回っていたのか!!
・・・だが何故だ・・・どうしてさいほんの体全体が強烈に光り輝いているんだ・・・・・・・・・・・・まさか!!


レンジャーM『おいさいほん・・・何をする気だ、やめろ・・・やめろぉーーーーーーーー。』

さいほん『さよならレンジャーM・・・どうか死なないで・・・。』


その言葉を最後に、オーレンのいる一帯にイオグランテをも上回るピンク色のすさまじい大爆発が発生した。
余波の爆風に俺達まで倒れそうになる・・・。


僧侶N『さいほんの大爆発だ・・・。』

フリー『自爆して相打ちに持ち込むとは・・・思い切ったことをするものだ。』


さいほんにしては上出来だ・・・。
俺は勇敢なサイおとこに黙祷を掲げながら、心の中で捻くれた台詞を吐いた。
だが!!


どさいど『あ・・・ああ・・・・・・。』


急にどさいどが青褪めた顔で悲鳴を上げる。
何事かと思い、どさいどの視線の先を追う。


妖剣士オーレン『まだ俺の恐ろしさを理解していないようだな。』




そこにはあの大爆発を受けてなお、無傷で立っているオーレンの姿があった!!


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